2014/06/09

Kensmith系統の楽器でも...

こんにちは!

ベース科の及川誠広です。

梅雨入りでじめっとした天気が続いておりますね。

こういう時期が続きますから楽器のコンディションも気にかかりますね。

弦楽器は特にネックの心配をする必要が出てきます。

楽器をいい状態に保ってますと倍音を多く含んだクリア且つ安定したピッチで音が出力されて

それだけで気持ちよく演奏もできますね。

さて高湿度になりますと木で出来ている大半の弦楽器はネックの状態でいうと

逆反りという状態に陥りやすくなってきます。

大概常にストレートよりやや順反りぎみにセッティングしている私の楽器ですが

Kensmithのスルーネックタイプ。

1フレット付近ではビビリなんてのが生じてきてます。

なのでロット調整で若干ゆるめて様子をみてます。

細かいところですがネックの状態をしっかり保ってますと、楽器本来の寿命も長いですし

それだけ定期的にコンディションを良好な状態に保ってますと、環境が変化しても

ネックの変化というもの自体に変化が少なくなります。

肝心のところですね、ネックが順反りの状態にあるか逆反りの状態かを見分けるコツを

僕なりに申し上げますと、中心に近い弦、4弦ベースでいうと2弦または3弦上の

1フレット上を左手人差し指で押さえた状態で12フレット上を右手小指で押さえ

(ロットは通常12フレット辺りまでしか調整できないようになってますのでそれより高音域にあたるネック調整はヒーター加工が必要になってしまいます。)

余った右手人指し指で弦をタップしてみてください。

カチカチと音が出れば順そり、全く音が出ないと逆そりとなります。

そこを判断した上でロットをきつくするか緩めるかの調整をします。

するとどうなるか、音がよりクリアに出力されるのはもちろん弦高がさがり弾きやすくもなります。

これぞまさに一石二鳥というやつです。

こういった調整が苦手という方のほうが多いようですが、自分でそれができるようになると

より鮮明に音にもこだわりがでてくることかと思います。

是非チャレンジしてみて下さい。

どうしても恐くて自信がないという方は一度Ammyを訪ねてみてください。

僕がその楽器を抜群のコンディションにして差し上げます。

あなたの楽器大丈夫?というお話でした。

ベース科 及川

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